シャント抵抗

一言でまとめると

シャント抵抗とは

電流を測るために、回路に入れる抵抗のこと

です。

詳しい説明

電子回路には、流れる電流をチェックして制御したい、となることが結構あります。

例えば、定電流源を作りたいときや、バッテリーの残量を測りたいときなどが当てはまります。

ただ、電圧と違って電流はそのままだと測れません。

そこで、電流が流れる所にちっちゃな抵抗を入れて、抵抗の電圧降下から電流を計算するのがよくあるやり方になっています。

そのための抵抗が、シャント抵抗です。

シャント抵抗はあくまで電流をチェックしたいだけなので、無駄な電流を流さないためにも、できるだけちっちゃな抵抗値にするのが普通です。

ちなみに「シャント抵抗」は役割のことなので、製品としてはふつうのチップ抵抗を使います。

ただ、温度変化などで抵抗値がブレるとちゃんと電流が測れず困るので、高精度な性能のいい抵抗を使います。

最後にまとめるよ

つまり「シャント抵抗」という名前を聞いたら、「電流を測るために抵抗をいれてるんだな~」と思っておいてください。

『ふんわり分かる電気辞典』の注意点

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