リアクトル

「ピンコンパチブル(ピン互換)」の用語解説

この用語のポイント
  • 電線をぐるぐるまきにした部品のことだよ
  • コイルやインダクタと同じだよ
  • 電力分野で使われているよ

一言でいうと

リアクトルとは

電力分野で使われるコイルのこと

ショートした時の回路保護や、ノイズの抑制、電圧の調整などを行うための装置のこと

です。

詳しい説明

順番に説明していきましょう。

まず、リアクトルは電線をぐるぐる巻きにした部品のことを指します。

構造はコイルやインダクタと同じですが、電力分野など、パワーエレクトロニクスの分野ではリアクトルと呼ばれています。

交流信号を流すと電流を妨げる「リアクタンス」成分を持っており、それが結構便利なので、色々な用途で使われています。

主な種類と、その効果は以下の通りです。

・限流リアクトル:短絡電流を抑制する
・分路リアクトル:電圧を調整できる
・消弧リアクトル:アーク放電を抑制する
・始動リアクトル:モーターの1次側に付けて電流を抑制する

なお、電子回路などで同じことをするときはコンデンサや抵抗も使いますが、パワーエレクトロニクスの分野は電圧・電流がとても大きいので使いにくいです。

そのため、リアクトルが非常によく活躍しています。

最後にまとめるよ

つまり「リアクトル」という名前を聞いたら、「電力分野で使われているコイルのことなんだな~」と思っておいてください。

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