「圧電素子」の用語解説
この用語のポイント
- 押すと電圧がでる素材のことだよ
- 分子のずれが電位差を生みだすよ
- ライターのカチカチとかに使われるよ
一言でいうと
圧電素子とは
圧電効果を持つ材料(圧電体)を使った素子
のことで
押す(圧力をかける)と電圧を生み出す物体のこと
です。
詳しい説明
圧電効果がどうやって生まれるかから見ていきましょう。
モノを指で押すと、ちょっと曲がりますよね。
固くて変形していないように見えるものもありますが、顕微鏡で分子の構造を見ていると、実際は少しずれているのがわかります。
そうやってモノが変形したとき、普通は特に性質が変わりません。
ただ、「圧電体」と呼ばれるモノは、分子のずれが原因となって、モノの内部で電位差を生み出します。
この電位差を上手く使ってやろうということで、圧電体のはしっこに電極を付けて、製品として使うようになりました。
これが「圧電素子」です。
ちなみに、圧電素子を使った製品はけっこう色々あります。
・ライターの火をつけるカチカチ
・エレキギターの弦を固定するブリッジ
・ジャイロ、振動とかのセンサー
最後にまとめるよ
つまり「圧電素子」という名前を聞いたら、「圧力で電気を生む部品のことなんだな~」と思っておいてください。